スパンキング・鞭打ちの心理

躾や体罰などの精神性が関係する鞭打ちやスパンキングに関する心理

スパンキングでお尻に痣ができるM女

スパンキング・鞭打ちの歴史

ヨーロッパの性的文学や美術の書籍を見ると「Fragellation」という単語が出てきます。

日本の時代物では、麻縄で緊縛し百叩きや水責めをしながら竹の棒で叩く拷問シーンを見ますが、欧州の歴史ものの映画を見ると拘束しての鞭打ちのシーンを良く見かけます。

鞭打ちは西洋の文化色が濃く、鞭打ちにより死ぬリスクは小さいので、安全で苦痛の多い刑罰や拷問で世界中で行われてきました。

日本でも富山県の鵜坂神社に伝わる「しもと祭(別名:尻打ち祭り)」や、清少納言が「打たれじと用意して、常に後を心づかひしたる景色も、いとをかしきに、いかにしたるにかあらむ、打ちあてたるは、いみじう興ありてうち笑ひたるは、いとはえばえし。ねたしと思ひたるもことわりなり。」とスパンキング的な心理を詠んでいたりもしますので尻打ちという事への行為への想いは特別なものがあったと思われます。

鞭打ちは公開で行われることもあり、痛みと共に羞恥などの感覚を刺激するので行う側(Spanker:スパンカー)は加虐感、受ける側(Spankee:スパンキー)は被虐感が大きく、サディズムやマゾヒズムと結合しやすくSMの世界でもポピュラーな責めとなっています。

また、スパンキングは露出、エネマとともに、それだけを深く求めて止まないマニア的な人が多く存在し独特な世界観を持っています。

スパンキングの分類や道具

  1. ディシスパ (Discipline-spanking:ディシプリン・スパンキング)
    • 躾けや懲罰としての目的での、ディシプリン・スパンキングと呼ばれ欧州では古くから伝統がある。 親や学校の教師、家庭教師、戒律の厳しい修道院など自身より上位の立場のものに与えられる懲罰や躾け、或いは赦しを請うための代償で行われてきた体罰としてのスパンキングで根底に愛情があり性行為は伴わない。
  2. ラブスパ (Love-spanking:ラブ・スパンキング)
    • 性行為の前儀などで行うスパンキングで、性行為の興奮を高めるために手や鞭を使って相手を叩く。 ディシプリンスパンキングと異なり、叩く事、叩かれることに性的興奮や性的衝動があり、行為中に叩くことにより締りが良くなるなど性行為を含めた行為を指す場合が多い。 日本では愛好者は多くはないが欧米では文化的背景も愛好者は多いようである。
  3. SMのスパンキング (BDSM-spanking:BDSMスパンキング)
    • SMでもスパンキングはポピュラーなSMの調教行為になります。 SMにおいては拘束し自由を奪ったうえでスパンキングをする事が多く、懲罰的な意味合いより拷問的に被虐や加虐心理を強く刺激するものになります。 手で叩く、鞭で叩く、激しいものは突起のあるラケットなど強弱やスパンキングの目的もその人の嗜好性により広範囲になります。 スパンキング嗜好の強いMは、激しく叩かれる事でそれだけで絶頂に達する人も多い。

スパンキングは、手、鞭(バラ鞭、一本鞭)、パドル(ラケット状のもの)、棒状(指示棒や定規、ケイン)の物などがあり、スパンキングの方法によっても呼称が異なり平手はスマッキングと呼ばれることもある。

私自身も苦痛系や痛みに反応するM女のケースでは、手、鞭、パドルによるスパンキングを行う事がありますが、野球やテニスをやっていたためリストが強いのか、平手やバラ鞭でも臀部が腫れ上がり血が滲んだりするので、針貫通などの強い痛みを性的快感に転化できるM女でも「もう無理!お願いします別の調教を!」と音を上げる事が多くパドルの出番はほとんどありません。

スパンキングの心理

スパンキングに強く囚われている人の多くは、自分が幼少の時に親や先生など臀部を手や物て叩かれた経験や、他人が誰かに同じように叩かれている様子を見て衝撃を覚え、それが心に残り性的興奮に結びついているケースが少なくありません。 映画や動画で見たシーン、同人誌で見たカットなどに心を奪われたという相談のケースもあります。

優等生だったりアダルトチルドレンの方など、親に愛情をもって叱られた事がない人においてはいわゆる「お尻ペンペン」は憧れとなるケースもあり、スパンキングで叩かれる事で、疑似的に罰されている事での贖罪や、叱られている自分を感じ精神面の安堵を得るような側面があります。

SMにおいては、男性サディストより女王様(女性のサディスト)は鞭などによるスパンキング調教を好むケースが顕著に思いますが、スパンキングにより叩いた箇所が赤く腫れ跡が残る達成感、叩かれている相手の声や躰の痙攣がペニスに突かれる性行為の反応を連想させるなど性的な刺激を五感に与える事もあると思います。

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