SM調教の哲学と心得

私自身のSMと調教に対する考え方や、使っている調教用具の紹介や心得などを綴っています。

過去に調教したM女たち

SM調教行為は、目的ではなく手段

美学や哲学などと言うほどのものではないですが、女性として、M女としてマゾヒズムの悩みや、本音の相談を受けたり、調教や緊縛体験の相談を頂くケースもあり、私自身の「SM」や「調教」に対する考え方や心得も少し綴っておきたいと思います。

あまり興味もなく、嫌悪を感じる方にはそう見えても仕方がありませんが、SMの世界に身を投じた人たちの中にも、SMプレイや調教行為を行う事がSMの目的と思っている方は少なくないと思います。

また、SもMも自身のSM嗜好や、望むプレイ、快楽を求める意識は強いですが、自身が相手の嗜好や求める事に、どう応えられるのかという意識を持つ人は結構少ないと思います。

SMにおける目的は、S(サディスト)とM(マゾヒスト)が、お互いの特殊な性嗜好や性癖を相互補完し、悦びを共に得るための手段として行うものになります。

理想的には、SもMもお互いに愛情や愛着を持つ関係性の中で、『SはMによって』、『MはSによって』お互いが悦びを50:50で得られる関係性が理想だと考えています。

SMプレイと調教の違い

「SM調教」と一言で括られる事も多く目に映る行為は、SMプレイと調教は同じように見えるかも知れません。

SMプレイは、自分のSM嗜好や興味が合致するサディストとマゾヒストが、例えばゲームなどで自分と同じレベルの好敵手を探し、楽しむのに近いワンショット(1回)のプレイというイメージで捉えて頂くのが良いかと思います。

そういう意味では、SもMも自分主体で、自分のやりたいプレイを、自分のやりたい相手と行う事が目的になります。

女性の場合は手段は少ないですが、男性の場合は、SMクラブに行って対価を支払う中で、好みの相手と自分が希望する「Sプレイ」「Mプレイ」を楽しむ事ができますが、これもSMプレイという概念に近い楽しみ方だと思います。

それに対して調教は、Sが計画的に時間をかけ、Mを継続して自身の好みのM女や奴隷に開発、あるいは成長させる儀式や手段を言います。

そういう意味では、Mが調教を受ける相手は、基本的には固定した1人(主従関係でのご主人様)の形態が普通です。

私自身も体験調教を通して、1度限りのSMプレイ的な形態の調教を行うケースはありますが、あくまでも初心者のM女性のマゾ資質の確認と、リアルなSMを通して適性や今後のM女として最善な方向性に導く事が目的で、自分の行いたいプレイを行うわけではありません。

また、M女の希望やSM嗜好、相性などから継続した主従関係に発展する女性もいますので、双方がお互いを知り継続調教をするか判断するための初回の調教という側面もあります。

調教には多くの知識やM女への配慮が必要

羞恥、苦痛、医療系プレイにしても、躰も心も準備が整っていない初心者のM女に、俺様主義でいきなりサディストの行いたいプレイを行うのは、調教ではなく独り善がりな無謀な暴力です。

私は、処女の調教希望を受けるケースも多くわかりやすいので例にしますが、処女のM女を調教する場合、いきなり女性器にバイブを突っ込み「どうだ!気持ちいいだろう!」などと言う事はありません。

縄の拘束や、肌への麻縄の当たり、拘束での反応を見るために軽い緊縛は含めますが、指を使いながら丹念に愛撫を行い、反応を確認しながら徐々に女性器を指で解し、愛液が十分に溢れるのを待ち、指を1本ずつ挿入し痛みや違和感が強ければ途中で止め、膣への指の挿入の感覚に慣れるのを待つなど時間をかけます。

たまに男性器を柔軟に受け入れられ、初回でも調教が進むケースのM女もいますが、多くの処女のケースでは、5~6時間を使い軽いソフトSMレベルでのM的な反応の確認と、女性器が男性器を受け入れられるという所までが初回の限界になります。

緊縛は、SMにおいて基本のような所がありますが、事故につながれば命の危険もあります。

縛り方、M女の体型や体質にもよりますが、緊縛によって血流が滞ればチアノーゼや手足の冷感、眩暈など体調の急激な変化が発生する事もあり、M女の状態を見ながら適切なタイミングで縄を解き休息時間を取る事も必要です。

また、過度な乳首責めによる乳腺炎、鞭でのスパンキング、蝋燭プレイによる裂傷や火傷、浣腸などの医療行為によって急激な体調不良などの可能性もあり、主導するサディストには、多くの知識や技術、衛生管理と共にMに対する配慮や洞察が必要になります。

高いハードルの調教には心の繋がりが必要

調教は、元々馬や動物など、本来野生では人間の言う事を聞かない動物に対して、指示や期待通りに動く事を教え込むための訓練行為を指します。

SMでも同じで、Mが持っている資質を開花させ、Sが期待するM女へと開発し、お互い共に悦びを享受できる心身へ導くための手段が調教になります。

心身へ導くための手段が調教と書きましたが、一般的にSMでは行為として見える「身」の部分だけに目が行きがちですが、M女の資質を開花させ、Sが望むようなM女に覚醒させるためには、「心」が重要です。

SMには信頼関係が大切と良く言いますが、動物の調教でも同じですが時間をかけ、心の繋がりと信頼関係が出来てこそ、飴と鞭での厳しい調教も受け入れられ、徐々に高いハードルも越えられるようになるのです。

そういう意味では、電話で話したり、メールのやりとり、食事をするなどの何気ない時間やコミュニケーションもSMであり、調教はお互いの悦びを大きくするための訓練という事になります。

また、【マゾ(被虐願望)の心理】や【メンヘラ女性とSM願望の関係】にも記しましたが、強い被虐願望やマゾヒズムの背景や心因には、家庭環境、孤独感や寂しさ、コンプレックスや性的トラウマなど、心の問題や精神面が深く関係しています。

お互いを信頼し、本当の意味での主従関係(詳しくは、【M女と主従関係】に記してます)を作るには、SにはM女のメンタルや心理面を含めて受け入れ、支える覚悟が必要になります。

M女を思いやり、M女が愛情や愛着を注がれている事を感じ、特別で絶対的な存在として安心できるようになって初めて心の鎧を脱ぎ、Mの自分をご主人様に委ねたいという気持ちになれるものです。

俺様主義のサディストを羨望し、雌豚や奴隷としての調教行為だけを望み信頼関係などどうでも良いというM女もいますが、当たり前ですが難易度が高いハードな調教になればなるほ危険性は高くなります。

身動きできない生身の自分をサディストに預ける事になるSMは、多くのリスクや危険が隣り合わせだという事を十分認識はされた方が良いでしょう。

私のSM感や求めるもの

サディストの中には、恐怖に歪むM女の顔や怯える声が興奮を駆り立てるという人も多いかも知れません。 私も過去にはそういう時期もありましたし、時折M女が見せるそうした情景に強い興奮を覚える事もあります。

ただ、愛情をかけられ調教をされたM女には、自身の事を理解し、自分のMを委ねられるご主人様がいる心の安心感や、心の居場所を背景としたSMの中で魅せる恍惚感やエロスには、特別なものがあります。

サディストの心理にも書きましたが、私自身が調教を行う場合、M女の秘めているマゾ資質、面持ち、身体つき、雰囲気、そのM女が最も被虐的に美しく映り、エロスを感じる調教を行いたいという想いが強くあります。

縛られきつく拘束される中で逆に心の安心や安堵を感じてくれる表情。 調教によりM女のマゾヒズムが解放され、思わず漏らす「変になっちゃう」「おかしくなちゃう」「もっと犯して」などの悦楽の声や、身体の紅潮や痙攣、溢れる愛液などの反応に強い達成感を感じます。

M女のSM嗜好やマゾ資質によりますが、「羞恥…」「苦痛…」「恥辱…」「医療系…」私の調教により、M女の躰と心が徐々に解き放たれ、やがてマゾでしか味わえない快楽がM女の理性や自制心、羞恥心を飲み込み、悦楽が全身を駆け巡り、汗と体液、絶叫と共に何度も痙攣し絶頂を迎え果てて行く…

単にエロい行為や下半身が感じる快楽ではなく、より複雑な心理や脳、五感で感じる情景やエロスが私が求めるSMなのだと思います。

そういう濃密な時間を共有するには、M女が心の居場所と感じられるだけの主従関係による心の繋がりや信頼関係が必要になります。 それは私自身においても本当の心の居場所でもあるのです。

マゾ女性の願望や悩み性と心の相談【M女診察室】

「SMや緊縛願望が頭から消えない」「自分はどのくらいマゾなのか確認したい」「強いマゾヒズムや被虐願望に悩んでいる」「SMの扉を開くべきか悩んでいる」など願望や悩みの相談や、マゾ資質の診断を希望する方は、M女診察室からご相談ください。

主従関係を求めている方には、M女とご主人様の主従関係、処女の方でSM願望を秘めている方は、処女の調教について、メンタルの不安定や心の問題とMが絡んでいる方は、メンヘラ女性にM女が多い理由としてエッセイにまとめていますので一読ください。

初心者M女のSMの世界の扉【SM調教・緊縛の相談】

「SMの世界へ一歩を踏み出したい」「リアルなSMを通して本当の自分を知りたい」などカルテのM女たちのように、SMの扉を開く思いが強い女性は、SM調教・緊縛体験希望の相談からご相談ください。 質問や相談から真摯に対応しています。

また、私自身のSMや調教に関する考え方は、SM調教の哲学と心得に綴っていますので参照ください。

調教用具の紹介と心得

私自身が実際に用いてる調教用具(経年劣化や破損などにより最新のものと異なる場合があります)とその特徴や扱い方、調教時の心得などを紹介します。 私自身は、M女の願望、マゾ資質、体質、SM嗜好により使い分けをしています。

ご自身のSM願望、マゾ性癖や嗜好として、どんな調教なら許容できるかなど自身のマゾ的嗜好を考える参考にしてください。

緊縛用麻縄・革拘束具

緊縛用の麻縄の長さや太さ手入れ方法、革拘束具・ボンテージとの調教時の使い分けなどの心得。

バイブ・ローター・ディルド

女性器やクリトリスの調教に用いるバイブ・ローター・ディルドなどの紹介。

首輪・枷・その他の責め具

首輪や枷など調教の雰囲気を演出する用具や鞭や蝋燭、局部の責めに使うボディクリップなどの紹介。

クスコ・アナル調教具

クスコなどの医療器具も調教で用います、アナル調教具はアナル開発をするための必須のアイテムです。

浣腸・カテーテル・医薬品

浣腸やカテーテルなどアナルやエネマ系の調教で利用するアイテムや医薬品。